モトカの日記 Type-P

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情報処理技術者試験に合格することのメリット

情報処理技術者試験とは、IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が主催する、情報処理技術の水準が一定に達していることを証明する試験です。

私はこれまで、

  • 基本情報技術者試験 (通称:FE試験)
  • 応用情報技術者試験 (通称:AP試験)
  • 情報処理安全確保支援士試験 (通称:SC試験)

を上から順番に受験し、合格しました。

(厳密には、SC試験は情報処理技術者試験ではありませんが、簡単のため、本稿では特に区別せずに情報処理技術者試験とみなします。)

本稿では、情報処理技術者試験に合格することにどんなメリットがあるか(ないか)を振り返ります。

他者から評価される

情報処理技術者試験は国家試験です。

もしもあなたが会社と自己啓発目標を共有しており、それ評価に繋がるのであれば、情報処理技術者試験に合格することはよい成果であると言えるでしょう。合格するのに必要な労力以上に、他者からの評価が高いと思います。

こういう資格は、現場から遠い人にありがたがられるものだと言われます。

特に、SC試験や他の高度試験は難関試験ですから、合格することで上司・管理職に一目置かれるようになることは間違いありません。

また、合格すると報奨金(1万円~5万円程度)が貰えたり、資格手当として毎月の給与が増加(数百円~数千円程度)したりする会社もあるようです。

私自身も、会社から報奨金を貰ったり、表彰されたり、部長に直接激励の言葉をもらったりしたことがありました。気分的なことですが、なかなか嬉しいものです。

実務との対応がほとんどない

率直に言うと、情報処理技術者試験に合格したからといって、何か新しいことができるようにはなりません。合格する前と後で、仕事の内容は何も変わりません。

それは、何らかの独占的な業務を任されることがないという意味でもありますし、試験合格により身につくのが、広く浅い理論的な理解だという意味でもあります。

それゆえに、具体的なスキルを求められる転職活動ではあまり役に立たないでしょう。

情報処理技術者試験に合格したことを次に繋げるためには、試験勉強で得た知識を用いて更に自己を高める、という意欲的な姿勢を持ち続けなければなりません。

登録セキスペ

本項はSC試験に限った話題です。

SC試験に合格しただけでは、情報処理安全確保支援士を名乗ることはできません。

履歴書に書けるのは、あくまで、情報処理安全確保支援士試験に合格したという事実のみ。

これをどう見るか。…うーん。なんだか中途半端で、あまり引き寄せられない。

個人的には、先代の情報セキュリティスペシャリストの方が、後述する手続きもなく分かりやすかったし、格好良かったと思います。

SC合格者は、一定の費用を払って登録手続きを行うと、正式に情報処理安全確保支援士(通称:登録セキスペ)になることができます。

しかし、現在のところ、登録セキスペにしかできない独占的な業務はありません。

情報処理安全確保支援士は2016年に制定されたばかりの新しい制度。国家もサイバーセキュリティ対策を強化することが急務であることを認識していることが見て取れます。

今後、情報処理安全確保支援士であることを求めるシステムが整備されたときに初めて、これが役に立つ資格だと言えることになるでしょう。

私も、登録セキスペになるための手続きはしていません。

どう見るか

以上のように、情報処理技術者試験に合格することは、学習の結果を示す記号として、他者からの評価を高めるのには役立つかもしれませんが、それ単体が自身に大きな優位性を与えてくれるものではないと私は思います。

とは言え、情報処理技術者試験で出題される範囲にはエッセンスが詰まっていると思います。また、国家試験に合格して経済産業大臣の名入りの賞状をもらう経験は自信にも繋がるでしょう。

情報技術のアウトラインを知りたい人や、全体的な知識の底上げを図りたい人には、情報処理技術者試験にチャレンジすることは大いに価値があると思います。

そうではなく、高めたい専門性がある人は、資格にこだわらずその方面の学習を進めるべきでしょう。