モトカの日記 Type-P

FORZA Siでお気楽に。

H30年度秋期 情報処理安全確保支援士試験の合格体験記

少し前の話ですが、平成30年度情報処理安全確保支援士試験に合格しました。本稿では私が経験した合格に至るまでの経緯を記します。

使用した教材

1.情報処理教科書 情報処理安全確保支援士(上原孝之)

情報処理教科書 情報処理安全確保支援士 2019年版

メインのテキストには情報処理教科書 情報処理安全確保支援士を用いました。似たような分量のテキストは他にもありますが、紙面の見やすさと説明の分かりやすさはこれが一番だと私は思いました。

この教科書が優れているのは、過去問題の解答・解説が収録(CD-R)されていることです。これを、後に紹介する公式発表の過去問題と合わせて使うと非常に役に立ちます。 

 

2.情報処理安全確保支援士ドットコム情報処理安全確保支援士ドットコムは、情報処理安全確保支援士試験に関する情報が最もよくまとめられているサイトです。

過去問道場では、午前Ⅱ試験の過去問演習ができます。午前Ⅱ試験の対策はこれで必要十分です。スマートフォンからもアクセスできますし、隙間時間の学習にも最適です。

 

3.過去問題IPAのWebサイトで、試験の過去問題が公開されています。

ただし、公式発表の過去問には、解答に詳しい解説が載っていません。先ほど紹介した教科書の付録の解答・解説を参照しましょう。

 

学習の方法

初期(試験3ヶ月前~)

まずは情報処理教科書 情報処理安全確保支援士を通読しました。

この段階で全てを覚えようとする必要はありません。まずは、できるだけ速く最後のページまで読み通すことが大切だと思います。

並行して、過去問道場で午前Ⅱ試験のランダム出題を解いていきます。

最初のうちは全く解けずにがっかりしてしまうかもしれませんが、そのうち正解できる問題が増えてきます。

なぜなら午後Ⅱ試験の問題の多くは過去問からの流用(問題文・選択肢が全く同じ)で、同じ問題が何回も使い回されるからです。そういう問題の解答を、解説の内容と結びつけて暗記していけば、やがて正解数は増えてきます。

中期~試験直前(1.5ヶ月前~)

教科書の通読が終わったら、問題演習を繰り返します。1回の勉強にまとまった時間(2時間程度)をとれる場合には、以下を行っていました。

  • 午前Ⅱ試験の過去問 25問 または 教科書の何章かを精読
  • 午後Ⅰ試験の過去問 1問
  • 午後Ⅱ試験の過去問 1問

 そうは言っても、モチベーションが上がらないときもあるでしょうし、いつも計画通りにはいきません。時間に余裕がないときは減らしてもいいので、無理をしないように学習を続けていく(完全にやめてしまわない)のが大切です。

学習時間

100時間以上の勉強時間が必要だ、という記述を見かけたことがあります。これは人によって異なるでしょうし、必ずしもそんなことはないと思います。

応用情報技術者試験に合格しており(実はこの前提が一番大きいのですが)、試験の1~2週間前からペースを上げて過去問演習に取り組むことができれば、実質50時間程度の学習時間で合格できる気がします。

合格のために大切なこと

実は、合格の基準はそこまでシビアではないのです。

試験は全ての科目で60%をとれば合格です。論述式の問題に部分点が加味されることを考えると、自分の思っている以上に得点が高く出ることがあります。

問題の中には、長い問題文を理解する国語力で解けるものもあります。こういう問題を確実に正解することは、過去問演習のときから意識していましょう。

また、過去問を解いていると、よく出題されるキーワードなどが自然とわかってきます。全体的な理解がまだまだだと思っていても、過去問演習に入ってしまえば、効率よく得点力を上げていくことができます。合格のためには、とにかく過去問演習が大切です。

試験当日の所感

当然ですが試験に出席することと、時間どおりに到着することを守りましょう。

私の受験した回では、同じ教室の受験生の出席率は40%程度。

申込みはしたが途中で諦めてしまったとか、仕事や私用が忙しく出席できなかった、などの理由があるのでしょうか…。

試験に出席できていることだけで、その時点で自分は合格圏にある人なのです。だから自信をもっていきましょう。

応用情報技術者試験に合格していれば、午前Ⅰ試験は免除されます。この場合、朝の試験開始時間に余裕ができるのが有利ですね。

午前Ⅱ・午後Ⅰ・午後Ⅱの3科目と戦うのにはかなりの集中力を要します。それでも途中退出はせず、試験時間を最大限に活用して1点でも多く取ることを目指しましょう。

試験後、解答速報が出ていないかを調べたくなりますが、情報処理安全確保支援士試験の解答速報は、1~2週間程度しないと発表されません。私は受験後に「あまりにも多く間違えすぎた。絶対落ちた。」と思っていたので、解答速報は一切見ませんでした。

成績発表

2ヶ月後、合格発表。当日の正午にIPAのサイトを覗いてみると…

 午前Ⅱ試験 82点

 午後Ⅰ試験 72点

 午後Ⅱ試験 62点

 結果 合 格

なんと合格!! でも、午後Ⅱが危なかった…。

こんなにのびやかに語っておいて、実は合格点ギリギリでした。

午後Ⅰ・午後Ⅱは、受験後の感触に比べると随分多く得点が入っているなと思いました。午後試験は記述式ですから、合格のためにはなんでもいいから書いて解答欄を埋めることが大切だと思います。問題文と関係のある事柄であれば、きっと何かが引っかかって部分点を拾えるはずです。

その後

試験に合格したので、会社から報奨金をもらいました。ただ、この試験に合格したことによって何か特別な仕事ができるようにはなりません。

また、情報処理安全確保支援士試験に合格しただけでは、独占的に情報処理安全確保支援士を名乗ることはできません。履歴書などに書けるのはあくまで、「H29年秋期 情報処理安全確保支援士試験合格」という事実のみ。費用が高額なので、私は登録セキスペになるための手続きはしていません。

なんだかあまりうまみのない資格試験のように思えてきますが…それはIT系の資格のほとんどに言えることですね。

私にとっては何より、試験勉強を経て情報セキュリティ分野の知識量を底上げすることができたので、この資格に合格できたことにはとても満足しています。

 


人気ブログランキング